▶カナダ女子ラグビーセブンス 事前キャンプ日記③

2019年09月20日

事前キャンプ日記②はこちら

 

ついに事前キャンプ日記もこれが最終回です。

 

トレーニングに日本文化体験、盛岡市内観光に地元市民との交流と盛りだくさんでお送りしてまいりましたが、

9月7日はそうです。 

 

事前キャンプのフィナーレを飾るべく、ジャパンSDSとの親善試合があります。

 

 

9月7日 (土)   午前  ラグビークリニック

いわぎんスタジアムはこの日、たくさんの子供たちで賑わいました。午前中はラグビークリニックが開かれ、招かれた子供たちはカナダ女子ラグビーセブンス代表と日本女子ラグビーセブンスSDSから直にラグビーを教わります。

この滅多に無い機会に、ドキドキそわそわな表情の子供たち。

6チームに分かれて、3チームは日本選手たちが、もう3チームはカナダ選手たちが教え、それをローテンションをしていきます。

緊張していたのも束の間、あっという間に楽しそうな笑顔が!チームによって練習内容は違い、走りながらの横パス練習や、4人で四角を作り連携プレー重視の難しそうなパス回しの練習、更にはボールを使ったタッチ鬼のような楽しい(が、息の切れる)トレーニングなどがありました。子供たちはもちろん、カナダの選手もとっても楽しそうなのが見ているこちらにも伝わってきました。良い動きをすると褒めてくれたりハイタッチをしたりと、子供たちとのコミュニケーションを欠かしません。

見てください、とっても楽しそう!ラグビー未経験ですが「混ざりたい!」なんて思ってしまいました。練習の説明は通訳を介してですが、選手たちと子供たちは「ラグビーを好きな者同士」として、意思疎通をしている場面が多々あり、なんだか素敵だな、と羨ましくなりました。この日はとても暑かったため、みんなの汗が輝いています。

選手たちと仲良くなった子供たち。ラグビーボールを中心に円陣を組み結束力を高めたり、力持ちの選手が子供たちを担いで、じゃれたりと微笑ましいシーンもたくさんありました。

クリニックを終えた子供たち。ラグビーを習うだけでなく、みんなで楽しく国際交流できました!なんて良い写真(´;ω;`)

最後にはカナダ選手と日本選手からひと言ずつ貰い、子供たちへサインボールのプレゼントがありました。

参加してくれた子供たち、どうもありがとう!!

 

9月7日 (土)   午後  親善試合

お昼休憩を挟み、いよいよ午後はカナダ対日本の親善試合があります。午前はリラックスした表情で子供たちと触れ合っていた選手たちですが、試合に向け真剣な表情でアップを始めます。

ダッシュや体当たりなど、試合に向けて身体を温めます。

練習でもこんなに迫力あります。かっこいいです・・・!

 

 

そして、

ついに、

主将のジスレーン選手を先頭にチームが入場してきました。 いよいよ試合が始まりますよ!

日本選手もカナダ選手も気合充分!!

ギャラリーも700人を超え、会場のみんなが試合を心待ちにしています。

両チーム国歌斉唱の後、

試合開始のホイッスルが鳴り響きます。

開始早々、カナダチームのペースです。

力強いだけでなくスピード感もあるプレーでグイグイ攻めてゆくオリヴィア選手。なかなか彼女を止められません。

普段はおしゃれでかわいいデラーニー選手ですが、プレー中の真剣な表情と迫力ある動きに見惚れてしまいます。

カナダチームは全体的に脚も相当早く、着実に得点を決めていきます。ボールを持たせたら最後、カイラ選手とキャロライン選手。

親善試合のチラシの一面を飾ったビアンカ選手。点を取るたびに寄り添いお互いを褒め、激励します。チームスポーツの醍醐味の一つはわかち合えることですね・・・。

試合の結果は、カナダチームの勝利でした!日本チームも喰らいついていく姿が同じくらいかっこよく、とても良い試合を観せていただきました。

試合後握手を交わす場面はとても感動的でした。両チームにとって今回の盛岡キャンプが実り多い合宿になったことは間違いありません。

この日のMVPとして選出されたパム・ブイサ選手。谷藤市長よりスペシャルなギフトボックスを貰いました。二人ともステキな笑顔です!

最後にMVP受賞者とジョン監督のインタビューがあり、興奮冷めやらぬなかこの日のメインイベント、カナダ対日本親善試合が幕を閉じました。

 

たくさんの「かっこいい!」を見せてくれたカナダチームのみなさん、本当にありがとうございました!

 

3回に渡った事前キャンプ日記、楽しんでいただけましたでしょうか?

「これで最後か・・・」と少し寂しくなっている皆さん、次回はおまけの番外編がありますので、どうかそちらもお楽しみに☆